【実験】プラスチック食器の着色ってどうなの!?
2021.08.10はじめての食器のこと

みなさまこんにちは。iiwan スタッフです。

プラスチック製の食器は軽くて使いやすく、落としても割れないところが人気です。
ところがどっこい、プラスチックで気になるトコロ・・・着色ではないでしょうか!?

iiwanの食器、着色しにくいってホント?


ベビー食器は赤ちゃんが使うものなので割れにくい素材が人気でプラスチック製も多いですよね。
離乳食スプーンはシリコン製も多いです。
iiwanの食器シリーズ、「着色しにくい感じがする」と口コミを多く頂いています。
植物由来プラスチック素材の食器は、石油系プラスチックとは異なり、
製造するのに高度な製造技術とが必要なため、現状は他の製品が出回っていません。
比較したことがなかったために中々お伝えできませんでしたが、
疑問を解消すべく”実験部”を立ち上げ、社内で実験してみることにしました!


iiwanの食器の中でもミルク・ホワイトのお皿にのせる食材は
こどもごはんで大人気の「カレー(お皿の左上部)」「ミートソース(お皿の右上部)」
離乳食部門から「にんじんペースト(お皿の下部)」
着色の三大巨塔が立ちはだかります。

  • 実験① あたたかい状態のごはんを置いて、24時間後の経過をみる

プラスチック食器の着色左上部:カレー、右上部:ミートソース、下部:にんじんペースト こんな感じで3種の食材を置いてみます。

iiwanの食器シリーズと比較に使用するのは、ポリプロピレン樹脂(以下、PP樹脂)のプラスチック食器です。電子レンジ可となっている食器も多く、こども食器でもPP製のものは多くあります。
植物由来のポリ乳酸、石油系プラスチックのPP樹脂。プラスチックの種類が異なります。比較するお皿はピカッとした鏡面の質感ですが、iiwanはさらさらのマットな質感。

子どもがごはんを食べ、そのあと洗うという一連の流れを想定した着色実験です。この間、だいたい1時間くらいかなというところ、多めに24時間置いたままにするとどうなるか試しました。


プラスチック食器 ベビー食器を洗う中性洗剤で洗います。どうなる・・・!?


実験結果は・・・ どちらも目立った変化なし。

プラスチック食器の着色 使い方両者、意外にも着色せずに耐えた・・・この結果に顔を見合わせるiiwan 実験部メンバー(笑)
着色しにくいかどうか、違いが出ないとワカラナイ・・・。とはいえ、家庭での使い方を考えて、24時間以上そのまま放置するのも食材に対してよくありませんのでこれ以上は断念。
使い続けると違いが出てくるのかもしれません。

別の実験を試すことにしました。



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  • 実験② 電子レンジで温めてみる

プラスチック食器 電子レンジあたため後の着色iiwanの耐熱温度は140℃。電子レンジ可です◎常温のお料理を電子レンジ(350W:弱の設定)で20秒ほどあたためました。
今回はかなり少量なので加熱する時間は短めにします。

プラスチック食器 電子レンジあたため後の着色電子レンジから出してみるとこんなに飛び散っていました。ありのまますぎる写真!(笑)電子レンジの中もしっかり掃除しました(笑)

油分の多いカレーとミートソースはふつふつとして高温になっている様子でした。この状態だと食器に負荷がかかっていますので、電子レンジ時間は本当に注意していただきたいと思います。

プラスチック食器 電子レンジあたため後の着色いざ!洗浄!!食材をよけてみるとこんな様子です。カレーとミートソースの部分の特に油分がピッタリついているような感じがしました。

洗う前の様子を見て、「着色していてもおかしくないね」と、心配そうに様子を見守るiiwan 実験部メンバー。


実験結果は・・・ PP食器ははっきり着色した。iiwanの食器はほとんど着色しなかった。

プラスチック食器の着色PP製食器の着色した部分は表面の質感も凸凹していました。【画像左側:PP樹脂食器】
ミートソースが一番濃く着色して、カレーもはっきり色が残りました。
油分のようなテカリが食器表面に残り、洗浄で落とすことはできません。ザラザラの質感に。
にんじんの色は写真に写りづらいですがうっすらとオレンジ色が残りました。

【画像右側:iiwanの食器】
着色残りはほとんどありませんでした。(スタッフが肉眼で確認できないくらい)

1回だけの電子レンジ使用で明らかな違いが出ました!



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  • 番外編 長く使っていくとどうなっていくのか

iiwan食器 プラスチック食器 着色6年半程、漂白ナシで使用中の食器iiwan愛用中のスタッフに食器の写真を撮ってきてもらいました。

小傷などの使用感、多少の着色汚れがあるものの、欠けたり質感が劣化したりすることはありません。ミルク・ホワイト以外の色付きのお皿だとなおさら、着色に過敏にならずに済みそうです。
軽くて割れないだけでなく、タフで頼りになります!!



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ヒミツは食器のさらさらマットな質感!


着色への配慮として、実は日本のものづくり技術が活きています。
食器の金型表面を極限までなめらかにするために特殊加工をして、さらさらマットな質感にしています。

高度な加工技術はもともと離型性を良くするための金属型加工技術。
機械産業で活躍している技術をベビー食器に使った弊社は
ちょっとこだわりすぎぐらいに言われます(笑)
汚れがつきにくいという特徴はこのものづくり技術も活きています。
特に着色が気になる離乳食スプーンやお皿類の金型も、すべての食器この加工を施しています。
素材硬度や油との親和性も着色に関係していると思われます。

iiwanベビー食器、こだわりはもっともっとあります!

iiwanを知って頂くと安心安全なベビー食器について
さらに深くご理解いただけると思います。
ぜひチェックしてください!

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