企画・編集:staff ちかだ
【編集staffより】
iifriends編集部のコラム初回は尊敬してやまない先輩staffが担当します。
「離乳食」と名付けられた赤ちゃんのごはんのこと。
子どもの離乳にむけた準備期間限定の食事。
離乳食ってペースト状だったり、普段の食事でお目にかからない見た目のものばかり。
美味しいのだろうか?どうやって作る?どう進める?などなど、考えるとなんだかすっごく難しそう・・・。
”はじめての育児” で実際に離乳にむけた準備期間を体験したママのお話。リアルな心の揺れを一緒に体感してください。
みなさん、はじめまして。
iiwanが誕生してから10年間、iiwanをこよなく愛すiiwanスタッフのルリコです。
私は、2019年1月に息子を出産し、いままさに育児真っ只中です。
今年の育休明けのこと、iiwanは、
<育児を自由に、ママを自由に>
<自由に選択できる育児>
というテーマを掲げ、あるひとつの企画が始まっていました。
このママに向けた応援企画 ”iifriends編集部” ファーストランナーとして、
一人の母親のリアルな離乳食育児記をさらけ出していきます(笑)
これから育児をされるママが「そんな育児もアリだね」、「ちょっと気がラクになった!」なんて
感じてもらえたら、すこぶるうれしいです。
今日から全5回シリーズで発信していきます!
ちょっと気分転換したいときに、ちょっと不安になってしまったときに、
ちょっとホッとしたいときに、ぜひお立ち寄りください。
はい!ヨロシク!!
【離乳食 初期編・ごっくん期】からスタートです。
- 妊娠期より出産後のほうが断然大変だと言うけれど・・・
- 離乳食への不安や期待
- 迎えた離乳食初日、そして・・・
私には、今1歳8か月の息子がいます。すでに離乳食期は終わっています。
でもつい最近のことのようによ~く覚えている離乳食期。
なんていうか、、母の人間力を試されていたような6か月間(笑)
思えば、離乳食前の乳児期、
「母乳は勝手に出るものだ」と思いこんでいた私は、
産後すぐから育児のプレッシャーや思うようにできない自分と戦っていたように思います。
家族以外のいろんな人にまで「母乳?」と聞かれ、
そのたびに笑顔で「混合です!」と言いながらすごく傷ついていたのを覚えています。
どんなに頑張っても出ないものは出ない!
ということで、ミルク寄りの混合育児へとシフトしていくわけですが、
混合育児に慣れてきたかと思えば、気が付けば離乳食期に突入していました。
そしてまた離乳食期には離乳食の悩みがやってくるのです。
離乳食初期、どう作ったって食べてくれない日々でした。
まるで抜けることのない長く暗いトンネルの中にいるような日々を過ごす私がたどり着いた先は、
ミルクも母乳も手作りの離乳食もベビーフードも、ぜ~んぶ並行する離乳食育児。
名付けて、 4種混合離乳食育児!!!(笑)
(大したネーミングじゃないな・・・)
ミルクもアリなので、全然「離乳」じゃないんですけど(笑)
今回離乳食期を通じて思ったのは、子どもの栄養の摂り方に決まりは無いんだということ。
子どもが欲しがっているものが必要なものなんだということ。
そう考えることができたとき、私の離乳食ライフは劇的に気がラクになりました。
正直言うと、料理や細かな作業が得意なわけではないので、「離乳食、めんどくさいなぁ」と思っていました。
なので、まずは、離乳食グッズをポチポチと買い物したりして、
心の底に確かにある不安を打ち消すように自分のテンションを上げていき、
カレンダーに離乳食スケジュールを書き込んだりして、
離乳食初日を目指して、心と環境の準備を整えていくうちに
やっと重い哺乳瓶の持ち歩きから解放される~!
ようやく夜泣きからも解放される~!
早く一緒に外でご飯食べたいな~!
などなど、いいことばかり想像するようになっていったと思います。
離乳食初日は10倍粥を、たったひとさじ。
たったひとさじでも、母の心は、ハラハラドキドキ・・・。
そ~っと口の中にスプーンを入れ、スプーンのおかゆを舌の上に置いてくるようなイメージで
スプーンをそ~っと口から抜きます。
とにかく、すべてが、「そ~っと」です。
すると、「この液体はなんぞや」と、息子の顔が一瞬ピクッと動きます。
ちょっと警戒したものの、口から出すことなく、ごっくん。
意外とすんなりいけた初日。
しかし2日目、3日目と日を追うごとに、息子は次第に離乳食を口から出すようになり
全くお粥を食べてくれなくなっていきました。
なんとか一口でも食べてほしい想いで
10倍粥に出汁をたしてみたり、お水を変えてみたり、炊飯の仕方を変えてみたり
「離乳食を食べない」で検索してありとあらゆる可能性を拾い上げてみたり・・・
とにかく必死でした。
こどもが寝ている時間はスマホにかじりついて、検索履歴が埋まるほどに離乳食のことを調べていました。
(今思えば、一緒に寝ればいいのにね・・・)
でも、そんな私の想いとはウラハラに
「ボク、ミルクがいい!」ってミルクをせがんでくる息子・・・
食べる気配、一切ナシ!!!!
そうして、否応なく離乳食はいったん中止に追い込まれます。
この時点で、息子は生後7か月ちょっと前。
そして、このときの私は、毎日毎日、自分がつくった離乳食を自ら排水溝へ流しながら虚無感で埋め尽くされ、
子どもにごはんを食べさせてあげられないダメな母親なんだと自分を追い込んでいきました。
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