企画・編集:staff ちかだ
【編集staffより】
離乳食をはじめる5~6ヵ月の記憶なんてないわたしですが、
小学生時代は食べることが苦手な子どもでした。(今では信じられないですが笑)
いつも食事の面倒をみてくれていたばあちゃんが、一口食べるごとに「えらいね~」と褒めてくれるのを
「なんで食べられるとえらいんだろう?」と不思議に聞いていました。
そのおかげで縦にも横にも(笑)しっかりと育ち、今ごろ深い愛情を感じています。
・・・本コラムとはまったく関係のないエピソードです笑
これまでの連載コラムもぜひご覧ください!
みなさん、こんにちは。iifrieds編集部のルリコです。
前回の投稿、過ぎてしまえば、たった半年間のことなのですが、
産後半年というのはママの体調も実は本調子でなかったりしますね。
だからこそ、この離乳食期というのは想像以上に長く感じるものですが、
そのぶん大切なわが子との思い出もたくさん残りますね。
連載4回目は、【離乳食 完了期編・ぱくぱく期】です!
- 恐るべきかな、後追い息子
- 食べさせようとすると不機嫌になる
- 覚悟を決めたら、イイことのほうが大きかった
- 4種混合育児から一気に離乳食卒業へ・・・
ぱくぱく期といわれる、一般的には生後11か月くらいから幼児食にあたる時期ですが、
息子はもぐもぐ期とかみかみ期の中間くらいの進み具合でした。
そんな息子からの新しい欲求を発端に4種混合離乳食育児がガラリと急速に変わっていったことを綴っていきたいと思います。
息子はこの頃になると、行動範囲や手が届く範囲が広くなり、
つかまり立ちが安定してきて立っていろんなところを徘徊するようになります。
自らどんどん進むわりには、母親への後追いは激しくなって、より一層に目も手も離せなくなっていきました。
私は、お茶も飲みにいけない、トイレもいけない、ご飯も作れない。
常にお隣にいないと発狂する息子。しまいには、お風呂に入っていると息子の鳴き声の幻聴が聞こえてくるように・・・。
妊娠期の、あの静かで穏やかな一人の時間の尊さよ・・・。
こんな状況ですから、離乳食の準備にも時間をかけられません。
手作り離乳食なら冷凍分を熱くなりすぎないように短時間ずつレンジで解凍&混ぜ混ぜ&温めをするので、
だいたい1分くらい、ベビーフードなら開封してお皿に盛って約20秒で温め完了。
息子の様子を見て、手作りとベビーフードを選び分けて、息子の機嫌がいいときに食卓につかせて食べさせるようにするなど、
より一層時間や息子との「勝負メシ」となるわけです。
この頃になると、スプーンを口に近づけると口を開ける前に手が伸びてきます。
伸びてきた手がスプーンにあたり、スプーン落下。
げんなりする母を横目に楽しそうにケラケラ笑う息子・・・。
「くっ・・・。ここは堪えどころだ!」と落ちたスプーンを拾いながら、
自分を鼓舞して笑顔をつくって、再び新しいスプーンでごはんを食べさせる、そんなことを繰り返します。
このときは「食べる」以前の問題で、
まるで阿修羅のあまたの手があるかのように、次々にスプーンをめがけて伸びてくる手をいかにかわして、
息子の口に無事にごはんを運ぶことができるか、というもはやRPGゲーム。
手を一定時間フリーズできる魔法のアイテムとかあったら誰かくれよ・・・って思います。
この攻防戦を続けると、結末はいつも同じ。
不機嫌になって、「プイっ」。
「ボク、もう食べませんから!そんで、おっぱいくれ!」となる・・・。
食べてくれないことが一番堪えます。
こうなったら、伸びてくる手にすべてをゆだねてみようか・・・と覚悟を決めて、
汚してもいいマットレスの上で、ごはんを盛ったおちゃわんを持たせてみることに。
正直、私はめんどくさがりなので、床やテーブル、息子の服をできるだけ汚したくないと思っていたので、
お食事エプロンを嫌がって付けない息子には、
スプーンに興味を持つまでは、私がスプーンでご飯を口まで運んで食べさせたかったのです。
でも、、、
そして、この散らかり様(笑)!!!
・・・そして、完食!!!!
きっと、ずっと、じぶんで食べてみたかったんだと思います。
こんなにうれしそうに、しかも食べてくれるのなら、汚れたっていいじゃない。
息子もマットもテーブルも、汚れたら洗えばいい。
「汚れてもいい」と切り替えただけで、汚されるストレスも食べない悲しさも無くなり、
息子の笑顔をたくさん見られるように。
そしてぐちゃぐちゃの息子を見て、自然と私も笑っちゃうのです。
私の場合、産後1年で職場復帰を目指していたので、
4種混合離乳食の段階としては、最初に母乳を(断乳ではなくて卒乳で)卒業させたいと思っていました。
しかし実際は生後10か月の終わりにミルクを残すようになり、1歳の誕生日には離乳食も食べなくなりました。
じぶんの手で食べるようになってから急に食が進みだした息子、
いよいよ最終ステップ「幼児食」へ突入することになります。
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