企画・編集:staff ちかだ
【編集staffより】
お母さんになったその日から、子ども中心の生活になるのは幸せなことですが、悩みは尽きない・・・
「これから離乳食を始めるママへ」総括ではルリコさんにメッセージをお願いしました。
当たり前みたいな親子・家族間の関係性も”無償の愛”だけでなく、本当は、努力の上に成り立っています。
この事実を、悲観せず、穏やかに共有できたらと思っています。
本コラム、いよいよラストの総括編になりました。
これまでの連載コラムを振り返りるならこちら!
みなさん、こんにちは。iifriends編集部のルリコです。
ドタバタで全然うまくいかない離乳食期を過ごした息子が、
じぶんで食べる楽しさを発見してから食べることへの興味があふれてきました。
連載5回目は、【離乳食 総括編】いよいよ今日で最終回です!
幼児食はスムーズにいくと思いきや、、、
- 幼児食は手作りもベビーフードもダメだった
- 単純に飽きた
- 「4種混合離乳食」という育児スタイルが私をラクにしてくれた
- これから離乳食を始めるママへ・・・
前回、生後11か月にしてミルクを卒業し、
その後1か月もしないうちに離乳食を卒業しました、と書きました。
卒業と言っても、ぱくぱく固形のものを食べられるわけではない息子のごはん事情は、
恐る恐る幼児食へステップアップしていくことになるのですが、やはりそう簡単に進みませんでした。
たとえば、離乳食からふつうのご飯メニューへのステップアップとして与える「軟飯」のような、
一般的には離乳食後期や幼児食期で食べさせてあげる離乳食(または幼児食)を、
作って食べさせようとするのですが、これがまた食べない。
1歳以降からのベビーフードも活用しようとするのですが、
ここへきて、ベビーフードをほぼ一切食べなくなりました。
ただひたすら、、、
手でこねる→ 頭をかく→ 目をこする・・・
うどん大好きな息子といえども、そう毎日うどんばかり食べるほど一途な子でもなく、
いよいよ悩みだしたときに救いの声が。
実母が、その日の大人のごはんメニューでもある、
白身の焼き魚と普通に炊いたご飯、お味噌汁をあげてみようと言うのです。
「あげてみてもいいけど、、、息子には硬すぎて、食べないよ。だってかみかみできないもの。」
とブツブツ言う私。
そう言われても実母はなんら気にすることなく息子に食べさせます。
すると・・・食べる!食べる!!
えっ?!ちょっと待って、どーゆーこと??
「ただ単に離乳食が飽きたんでしょ。柔らかいのとかトロトロしたのとか。
しっかりもぐもぐしてるから大丈夫!」と実母。
ふつうのごはん、うまいぞ!
この日、息子との混合離乳食育児生活はあっけなく終わりを迎えました。
いやいやいや、幼児食っていう期間、ナシってこと・・・??
息子の場合、マニュアル通りにはいかない離乳食期でした。
それでも、ベビーフードを併用したこと、ミルクも母乳も辞めさせようとしなかったことで、
栄養が偏ってしまう不安を抱えることはなく、離乳食期を完了することができました。
4種混合で離乳食を進めていく中で最もよかったことは、
私自身が息子に対して自然体でいられたことです。
「こうしなければならない」とか「あれは辞めさせなきゃいけない」とか、
そういう考えは、親が子どものことを真剣に考えれば考えるほど強くなると感じました。
責任感の強く完璧主義なママほど、強く思うかもしれません。
私は、夫や実母の意見にたまたま耳を傾けることができたり、
自分の考えを軌道修正することができたりして、
結果的に、息子のペースを守りつつ自分自身の健康も維持しながら育児ができたのだと思っています。
初めての出産で、初めての育児。
分からないことばかり。
だからこそ、正解を求めていろんな人の意見を参考にするのも大切なのですが、
意外にも、一番近くにいるわが子が小さな顔や体で精いっぱい、
「ボクはこれがいいな」って教えてくれていたりするものですね。
離乳食期はおよそ半年。
短いようで、その時期に身を置くと、とてつもなく長く感じたり、
時にはつらいことがあるかもしれません。
この時期は、食事の変化だけではなく、子どもの身体も著しく成長していきます。
子どもの身体の成長にとって、離乳食からの栄養はとても大切ですが、
もし難しいと感じたならば、私のように無理ない選択肢も視野に入れてみてください。
そして、子どもの心の成長にとって一番の栄養は、「ママの笑顔」です。
いつでもわが子に笑顔を向けてあげられる自分でいるための最善の選択をしてほしい
と、心から望みます。
そのために、好きな音楽をかける、好きなお菓子を食べる、とにかく寝る、、、など
今の自分が潤うためには何が必要かなって、忙しい時期ではあるけれど、
忙しい時期だからこそ、自分自身に問いかけて、ぜひともご自愛いただきたいと思います。
最終回まで、お付き合いいただき、ありがとうございました!!!
iifriends編集部 ルリコ