<OYAKOプロジェクト>取り組みのきっかけ
2021.11.11スタッフコラム

こんにちは!iiwanスタッフです。
11月から販売スタートした「Mom’sFIRST ギフトセット」、チェックしていただけましたか?

<OYAKOプロジェクト>「Mom’sFIRST ギフトセット」 をチェックする


こちらのセットは<OYAKOプロジェクト>でのコラボレーションセットです。

今日は<OYAKOプロジェクト>って何なの?何のためにやってるの?ということと、
プロジェクトに取り組む私たちのこれまでの学びや想いをシェアします。

OYAKOプロジェクト


乳幼児虐待の背景にある産後うつ


児童相談所による児童虐待相談対応件数は令和2年度、20万件を超え過去最多を更新しています。
その原因の1つが”産後うつ”です。
昨今、ママの7~10人に1人が”産後うつ”と診断されています。

お客様にご協力頂きながら続けている食器の寄贈活動(「SIX for ONE」)では、
乳幼児の保護施設、乳児院へ訪問し、食器を届けてきました。
すべての子どもたちへ食べる楽しさを知って欲しいという思いで始めたものでした。

ここで分かったのが、産後うつで苦しみ傷付いたママが
児童虐待の加害側となってしまう可能性があることでした。

乳児院訪問での気付き


私は3回ほど食器の寄贈活動を担当して、
児童虐待をケアする施設長さん、保育士さん、管理栄養士さんたちとお話してきました。
施設で働く専門職の方たちは、子どもたちをサポートするお仕事だけでなく、
産後の不安をママとご家族と一緒に解決できるよう”復帰”に向けても取り組まれています。

施設長さんから、
”育児が上手くできないとか、極度の睡眠不足とか、そういったことが積もって、
親も傷付き、心の問題を抱えて破綻してしまう。
子どもそれぞれ個性があって、思った通りにならないのが育児だから
1人でやろうと思わずにサポートが絶対に必要。”
と聞いて、
私は、施設の方のサポートに対する想いにすごくホッとしました。
それと同時に「あ、私自身も心の奥に不安があったかも」と気付いたこともありました。
このよく分からない漠然とした不安、私だけではないはずです。

ママと、おやこと、社会をつなぎたい


この活動を通して、食器は道具というだけではなくて、
使って嬉しい気持ちをおやこで共有してくださり、
人と人とのコミュニケーションツールにもなっていることを再認識しました。
モノを提供し、子どもたちに目を向ける、従来の支援だけではなく、
根本的な貢献方法を検討し始めていました。

それから色々手探りで企画してきましたが、
ご縁があってアイデアをいただいたのがコラボレーションセットを展開中の
絵本作家なるかわしんごさん(「特定非営利活動法人ひだまりの丘」理事)です。
なるかわさんはNPO法人で児童虐待予防、未然に防ぐ活動をされています。

※資料をいただいて、シェアもOKということで、なるかわさんの活動資料をご紹介します。
  • なるかわしんご 児童虐待予防
  • なるかわしんご 児童虐待予防

児童虐待問題の図です。1枚目の画像にある絵の、大きな水槽からこぼれ落ちた部分がケース化したもの。
そうなる前に、当事者自身や、おやこの周辺の人、各々がリスクを意識することが重要だと感じます。
”離乳食”は赤ちゃんの成長に重要な役割がありますが、大人の育児負担が増え、
児童虐待のリスクが高まる時期とも言えます。
だから、この事実を知って欲しいと思いますし、
大人が、ママが「最高に楽しい!」離乳食期を過ごせるように、お力になれたらと思っています。


iiwanとのご縁で、iiwanを手に取ってくださった方やその周りの関係性が
もっともっと強く優しいものになっていけば嬉しいです。
産後うつに苦しむママをゼロにして、
「はじめての体験を最高のものにする」
皆さんの身近にいる大切な方へ、私たちと一緒に伝えていっていただきたいです。

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私たちは一般の企業で、できることが限られていますが、
プロジェクトとして継続して産後うつの啓発に取り組みます。

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