”産後うつ”と”多胎児育児”のこと
2021.02.19スタッフコラム

こんにちは!iiwanスタッフです。


『多胎児育児応援キャンペーン』は、
一人でも多くの方に育児環境について考える時間を持っていただくことを目指しています。
よかったらぜひご一読ください。



iiwan は”はじめての体験を最高のものにする” モノやコトを
皆さまにお届けしたいと取り組んで参りました。

昨年、ファーストスプーン発売2周年にちなんで、2が並ぶ2月22日に
はじめて『多胎児育児応援キャンペーン』 を企画したところ、
多胎児育児をがんばるママから「目を向けてくれてありがとう」と
多くのお言葉をいただいて、発信することの重要性を実感しました。


ホームページリニューアルを機にコラムの場を設けたことで、
もっと発信を強化したいと思っていたのが
このキャンペーンの背景にある出産・育児の社会問題です。


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”産後うつ”と”多胎児育児”のこと、ご存知ですか?


  • 産後うつ

「2020年12月東京産科婦人科学会例会」で、
2020年2~6月の回答1639件の学術発表では
ママの10~7人に一人が”産後うつ”と診断されています。
また、診断を下されていないママも、3割もの方がハイリスクというアンケート結果でした。

参考:株式会社Kids Publicプレスリリース



気分の落ち込みや不眠、食欲不振、突然泣けてきたり、
最悪の場合、自傷行為の恐れもある”産後うつ”。
これは、まったく珍しい症状ではありません。

離乳食以前は赤ちゃんの首座りまでの時期、2時間のライフサイクルでママは深刻な睡眠不足や身体の変化や不調に悩み、
離乳食がはじまってからも、赤ちゃんの昼寝時間が短くなる一方、夜泣きは激しくなる傾向に。
さらに第一次反抗期がスタートする中、保育園へ通わせはじめ、職場復帰する女性も。

産後1年間だけをみても、仕事・家事・育児のライフスタイルがめまぐるしく変化し、
体調と体力、精神力を保ち、なんとか対応しながら2年目へ突入します。

産後うつとリスク割合を見ても、
お子さまを一番に優先し、自身の不調をないがしろにしてしまう、
あるいは気付けないママが多くいらっしゃいます。



  • 多胎児出産と育児

100人に1人の割合で多胎児が産まれています。

多胎児出産の場合、赤ちゃんは小さく生まれてくる割合が多いため、ママは健康面に対して不安を持ちやすく、
また、出産・育児の体力的な消耗、経済的負担、外出もママ一人では難しく、想像を絶する大変さです。

データとしても多胎児ママは育児の過酷さから地域から孤立する傾向があり、
多胎育児家庭の虐待死も単胎育児家庭と比べて 2.5 ~ 4.0 倍と指摘されています。

参考:厚生労働省 多胎児育児概要版



多胎児育児支援、実は国や自治体でもはじまったばかりなんです。

2020年度より国は多胎育児に特化した予算をつけました。
厚生労働省は産前・産後サポート事業の中に初めて「多胎妊産婦への支援」を盛り込んで
自治体が当事者の交流会や、外出補助などの支援者を派遣する訪問型事業を行う場合、2分の1を補助します。

※ただし、自治体により受けられる支援は異なるため、
お住まいの地域で使えるサービスをチェックしてみてください。


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多胎児育児応援キャンペーン


iiwanも、元気でかわいい子どもたちのパワーと毎日向き合うご家族を応援したいと、
2020年から独自にキャンペーンをはじめました。
育児ってポジティブなことばかりではなく大変だから、
一緒に喜んだり楽しい一瞬を大事にしていただきたい。
コロナ禍で沈む気持ちもどうか軽やかに過ごしていただきたいです。


かけがえのない大切な命のため、性別や人種、世代も関係なく、
育児や育児環境に対して目を向けていく社会であるべきです。
多胎児育児だけでなく、頑張るすべてのママへ気持ちが伝わりますように。


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キャンペーンの内容については、今年も昨年に引き続き、
『多胎児育児応援キャンペーン』2対のセット、2セット目半額です!
贈物にもぜひご利用いただければと思います。

販売スタートは2月22日午後2時~です。
商品ページより詳細をご確認ください!


<2021年の本キャンペーン期間終了しました。>